意外と知らない!かにの解凍方法

*美味しくお召し上がりいただくために*

カニの解凍方法はボイルと生では異なり、やり方次第では、美味しさを大幅に失ってしまう可能性があります。
せっかくのカニ、出来るだけおいしく食べたいですよね。
年間〇〇トンの加工を行うカニ業者が解凍方法をお教え致します!

[カニの解凍方法]
「生のカニの場合」

解凍する際のポイントは、食べる直前で急速に解凍させることです。
解凍する際にカニに直接水が当たると、うまみ成分も一緒に流れてしまいますので、カニをビニール袋などに入れ、水に触れないよう注意します。
カニを5~10分程度流水に浸し、身をこすったりせず、グレーズ(氷の膜)を流水で洗い流してください。(お湯・ぬるま湯不可)
表面が柔らかく、中がまだ固い半解凍の状態で解凍完了です!

「ボイル(茹で)カニの場合」

ボイルしたカニを解凍する際のポイントは、常温・流水解凍ではなく、冷凍庫から冷蔵庫に移してじっくりと解凍します。
カニの解凍が進むとカニから大量の水が出ます。
乾燥や水漏れを防ぐためにもお召し上がりになる一日前から、キッチンペーパーまたは新聞紙等の水分を吸収してくれるもので包み、バットなどの浅い容器に入れて冷蔵庫に移します。生のカニはデリケートで解凍後に品質が落ちやすいため、できるだけお召し上がりの「直前」にできるだけ短時間で解凍してください。

「カニの解凍は8割程度」

完全に解凍してしまうとかにの品質が落ち、うまみ成分が失われてしまうので8割程度の解凍が一番おいしくいただけることができます。

解凍するにあたってのNG行為
「常温で解凍する」

常温での解凍は凍った状態からすれば急激な温度変化になってしまい、カニからエキスが流れ出してしまい旨みやプリプリの食感が失われてしまいます。

「冷凍のまま茹でる」

冷凍されたカニをそのまま茹でてしまうと、ドリップと呼ばれるカニの旨み成分がお湯の中に流れ出してしまいます。

「電子レンジで解凍する」

電子レンジでの解凍はかにの細胞が壊れてしまい、ドリップと一緒に旨み成分が流れ出てしまいます。
風味・食感が悪くなり、身もパサつくので絶対にしないようにしましょう。

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