黒変について

「届いたカニが真っ黒になった!」「腐っているんじゃないか」

その原因は「黒変」です。
生のカニは解凍してから時間が経つと品質が落ちて黒く変色してしまいます。
この変色は、カニに含まれているアミノ酸のチロシンが酸化酵素のチロシナーゼの作用によって酸化されて、メラニンが生成されたもので、メラニン自体は有害な物質ではなく、お召し上がりいただいても問題はなく、味自体にも影響はありません。
同じような現象でバナナの皮が黒くなるのが挙げられます。
こちらも同じように13度以下になると活性化する働きでポリフェノール(ワインの色素)が生成され川が黒ずみます。
ありがちなパターンとして、夜食べようと思い、その時になってバタバタするのが嫌だから事前に解凍して冷蔵庫に入れておき、食べようとして出すと「真っ黒」なんていうことがあります。

そうならないために、どうしたら良いか!
①流水で一気に解凍する!自然解凍はNG!
温度が上がると黒変はどんどんと進行してしまうので「ゆっくり自然解凍」なんてもってのほかです。解凍しているそばから黒くなっていきます。食べる「直前」に一気に解凍してください。
②解凍したらすぐに食べる!
とにかく解凍したら時間をおかずに食べてください。

黒変を止めたり、遅らせる術はないので、黒変が起こる前に食べてしまうしか方法はありません。
おなかいっぱいで食べられないときなども、保管しておきたいときはとりあえず茹でてしまえば黒変は進みません。
我々としても「お客様に最高の状態でカニを食べて頂きたい」という気持ちでいっぱいです。
説明を読んで、最高の状態でお召し上がりになっていただきたいです!

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